私が食器を洗い終えたところに朝永さんがキッチンに入ってきて冷蔵庫を開けた。
何を取るのだろうと様子を見ていると、取り出したのはあの私の大好きなバニラアイス。
私の真横で蓋と中のビニールを剥がすと、食器棚からスプーンを一つ掴み、まだ固めのアイスをぐいっと強引に一掬い。
そしてそれを私の真横でそのままお口にイン。
「あー、美味」
「……」
美味しそうな顔して食べて……なんて嫌味な男。
苛々してきて、私は顔を逸らす。
あー、苛々する。
掃除しよう。
「グミ」
朝永さんを無視して行こうとしたら、突然呼ばれた。
「……変なアダ名で呼ばないで下さい」
私は朝永さんに向かずに返す。
何を取るのだろうと様子を見ていると、取り出したのはあの私の大好きなバニラアイス。
私の真横で蓋と中のビニールを剥がすと、食器棚からスプーンを一つ掴み、まだ固めのアイスをぐいっと強引に一掬い。
そしてそれを私の真横でそのままお口にイン。
「あー、美味」
「……」
美味しそうな顔して食べて……なんて嫌味な男。
苛々してきて、私は顔を逸らす。
あー、苛々する。
掃除しよう。
「グミ」
朝永さんを無視して行こうとしたら、突然呼ばれた。
「……変なアダ名で呼ばないで下さい」
私は朝永さんに向かずに返す。



