さっきから「ドクンッドクンッ」という心臓の音が止まらなくなって冷や汗まででてきた。
そんな体の変化を無視してトラックの周りにあるものに目を凝らす。
私が通う学校指定のローファー。
夏生が背負っていたリュックサックによく似ているリュックサック。
リュックサックは中身がバラバラに出ていた。
酷い散らばりようだな、と思って見てみるとそこには私の見覚えのある紙。
それは私が夏生に告白した時に一緒に私たラブレターだった。
「っ、なつき!!」
そのラブレターで何が起こったのか理解した私はトラックの元に駆け寄る。
けど、私が理解するまでにかなりの時間が経っていたようで、救急車のサイレンがこっちに向かってきているのが分かった。
人混みをかき分けて私は夏生がいると思われる元へ走って叫んでいた。
「ちょっ、どいてください!!
夏生!ねぇ夏生!!なつ、き...」
私の目に映ったのは頭からたくさんの血を流して倒れている夏生だった。

