私ゎ不思議そうに聞いてみた。…でもあの時、チヅルさんが認知症を患っている人にゎ見えなかった…

『もちろん旦那のコトも愛してたゎ…でも、私たちの時代ゎ今の子たちと違って恋愛結婚なんて…ふふふ。
できなかったのょ。親が勝手に決めて。。。その相手と結婚するしかなかった…』

チヅルさんゎ哀しそうな優しい顔で話してくれた。
フッっと時計を見ると入浴して10分も経っていた!!

『ャバッ!入浴時間ゎ5分間だったぁー
チヅルさんそろそろ出ますょ』

『なんだぃ?買い物かぃ?』

あれっ?なんか元に戻ってる…
さっきもボケてたのかな?
私ゎ不思議に思いながらもチヅルさんの話しが気になってそれカラも聞いてみたがチヅルさんゎ話しとゎ別のコトを答えるばかりだった…

それカラ二日後またチヅルさんを入浴していた時のコトだった。

『この前どこまで話したかしら?』

『えっ?…ダイスケさんのコト?』

『そうょ。そぅそぅ。私とダイスケさんゎ付き合ってたの!もちろん親にゎ内緒ょ。付き合って一年経ったぐらいかしら。…ダイスケさんの結婚が決まったのゎ。』
『えっ?チヅルさんと?ぢゃあなくて…?』

『もちろんょ。ダイスケさんにも親が決めた婚約者がいたのね…私フラれちゃったのょ』

チヅルゎ哀しく優しく微笑みながら言った。

その日も入浴時間が来てしまい話しゎそこまでしか聞けなかったケド

私ゎチヅルさんの入浴のたびにダイスケさんの話しを聞いた。

ダイスケさんが結婚した半年後にチヅルさんも結婚したコト

結婚した後もダイスケさんを想っていたコト


…想いを抑えられなくて会いに行ったケド。寸前で帰って来たコト…

いろんな話しを聞いた。


チヅルさんの話しを聞くたびに胸が痛んだ…