君影草は誠を乞う


_温かい。

なんて優しく、温かい人だろうと思った。
またそれと共に、懐かしさが胸を一杯にする。

『伊織、大丈夫だよ……』

不意に懐かしい記憶が蘇る。
そんな思いをさせてくれた彼女に、
少しでも恩返しがしたい。

「はい!よろしくお願いします。」

そんな思いを胸に
私は力強く返事をし
深くお辞儀をしたのであった。