怨返し─赦されない私の罪─


「京吾の...?」


「俺はあいつと一緒に行動してマジで楽しかった。だけど、章太の件からだんだん道がズレていくのは感じていた。だけど、俺は京との関係を壊したくなかった。っていうか壊した後が怖かった。あいつの脅しが俺にも来るんじゃないかって...
だから昨日あんなことを....本当に済まなかった...」


「来希...」


依奈が何か喋ろうとした時、美苗はその二人の間を割って、依奈の方へ目を見開きながら見つめた。


「....依奈...昨日なんかあったの?こいつらになにかされたの?」


「あっ、そ、それはまた後で話すよ。絶対」


「なんで?なんで黙ってたの?一人で抱え込まないでって私言ったよね!!
私は依奈の力になりたいのに、なんで黙ってたりしてるの!?ねぇ!」


美苗は依奈の両肩を揺さぶって問いただそうとした。依奈は悔しそうに唇を噛んだまま黙ったままだった。


....言えないよそんな事...そんな事言ったら、道を教えてくれた美苗が自分を責めることになる。そんなの言えっこないよ....


何も言わないまま黙っている依奈を見て、美苗は揺さぶるのは止めた。


「...なんで言ってくれなかったか....多分理由があるんだと思う。....それは理解したし、それで納得するつもり。