「ねぇ、君、何してるの?」

彼女の僕にかけた初めの言葉。

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「おい!晴樹、なにぼーっとしてんだよ!」

僕の友達の笹倉佑樹(ゆうき)。いつも無駄に元気でちょ

っかいばかりかけてくる。

「何だよ?」

僕が素っ気ない態度をとったからか少し落ち込んでいる。しかし、ほっ

ておくか。相手にするときりがない。

「なんかな~俺らのクラス、紅蘭祭(こうらんさい)するらしいぞ!」