ありがとうと言う意味を込めて精一杯笑った……つもりだった

平にぃはつらそうな顔をして僕の頭を撫でた

?「そうか……お前名前は」

名前……ズキ
ッ!?思い出そうとすると頭が痛くなる
痛くてこの世界に僕しかいないような気がして……
涙が出てくる誰も僕を知らない

「ヒッ……ク……」

平「あ、え、だ大丈夫か!?」

平にぃの声が聞こえた意識を戻すとみんなが居た
よかった

?「大丈夫だろ、いくつだ?」

7……今頭に7が浮かんできたから

手で
えーと
1、2、3、4、5、えーっと5から先はどうやるの?

悩んでいたら平にぃが

平「5から先は右手の指をつかうんだよ」

あ!右手!

えーと6、7……!
できた!っていう意味でみんなにドヤ顔で見せると
さっき廊下に居た大柄な2人が

?「「おお!7つか!アハハハハハッ」」

って息を揃えて笑った

?「7つか、間者……では無いか」

間者ってなに?
ま、いっか