ん……ふぁ~
なんか今日寒くない?気のせい?

チョロチョロチョロ

ん?水が流れる音?
なんか明るいと思ったら森?みたいな所にいる
外に出たのなんて何年ぶりだろう

あの人が捨てたのかな
取り敢えずこの森から出ないと

んーなんか、僕が居た街とは全然違うな
田舎に捨てたのかな?

あ、人がいる!

え、、此処って江戸……とかじゃないよね?
あ、ドラマとか映画の撮影だ!きっとそうだよ
だって……ね
田舎だからってちょんまげとかちょんまげとかいないでしょ?
流石にそんなの僕でも分かるよ

ボーッとそんな事を考えながら歩いてたら知らない人に当たっちゃった

「おい坊主俺様に当たっておいてなんも言わんのか」

それでも僕が何も言わないからか痺れを切らしたのかしらないけど

「もう怒っだぞ!俺に当たっておいても詫びもせずとはなんと憎たらしい!斬ってやる!」

え?着る?…………斬る!?
え、やばいよね
このおじさんなんか
もう刀を鞘から出しちゃってるよ!?

「覚悟!」

ドカッ!!
斬られるのかと思ったら蹴飛ばされた
慣れてるけど男の人だから結構痛い
ガンッ!!

木に頭が思いっきり当たった
なんか視界が……ぐらっ

僕はそこで意識を手放した