「大丈夫?」

後ろから彼の声が聞こえる。
振り向くと同時に後ろでなにかが光ったのが分かった。


「危ない!!!!!」


瑠衣を抱きかかえてそのまま左へ体をひねる。


同時にパシャッと地面をつく銃弾。




ピッ




『接続番号を』

「緊急よ!!!!ボスに繋げて!!!!」

『暫しお待ちを』

『なんだ』

「話がちがうわ、いま瑠衣を狙って銃弾が!!!!」

『なんだって?』

「至急情報を集めて。あと警備の配置。Dollが動いてるかもしれないの!!!!」