いつだって恋は雨模様

出来た歌詞をsurprise crescendoの皆に、

見せた。

きっと、女の子らしくて、駄目かもしれないと

ドキドキする。

「女の子っぽい歌詞だけど、

アレンジすればかっこよくなりそうだね!」

「私も同じ意見よ。

のりやすいメロディーに作れば、

いいと思う」

「そうだなー...。

俺もいいと思うぜ。ただ、アレンジ次第で、だな」

「私、歌詞かいてる途中で色々浮かんじゃって、

大体なら完成したんだけど...聞いてもらえますか?」

「「「もちろん」」」

音楽室のピアノを開ける。

少し古くて懐かしい木の香りが、私の鼻に届く。

すーっと息を吸い込む。




終わった後は、長く沈黙の時間があった。

「げぇよ...すげぇよ!」

「歌もうまくて、ピアノも圧巻!さすが風花さんです!」

「美少女、とてつもない才能爆発とは。

神様とは不平等だな」

良かった...。

これで曲が一通り完成した。

ただ、ギターとベース、ドラムについてはまったくわからないので、

それぞれが練習して決めてくるしかない。

「俺のギターもう一回聞いてくれよ。

あれから奏十にギターかしてもらって、ちゃんと練習したからよ」

ジャラーン

本当に同じ人か疑うほどの上手さ。

こんなにも人は短期間で変わるものなのかと思った。

さっきのメロディーを暗記して、

前奏まではもうすでに出来上がっていた。