「青葉ちゃんこんにちは」

「大峰くんこんにちは」

そういって、部室にはいると根本的な問題にぶち当たった。

機材がない。

ピアノはキーボード買わなきゃいけないし、

ドラムは、そもそも叩き方がわからないらしいし、
資材もない。

まぁドラムを習っている人なんて、私が知る限り知らない。

ベースとギターがない。

「あー、それに関しては大丈夫だよ!」

ふと、大峰が声をあげた。