それから冬は、一瞬で過ぎ去った。少女の花が育つのと比例して、少年の病状は回復した。

少女の花は、春になると胸にまで咲いた。

しかし、花が咲く以外に、何らの症状もなかった。

2人は片時もそばを離れなかった。

やがて、少女のお腹に子が宿った。

少女の頭に花が咲いてから、1年目の冬のことだった。