君の紡ぐ詩

彼女が消えて二日目。いよいよ旅立つ、という時に、窓に封筒が置いてあることに気づいた。

中を見ると、それは彼女が紡いだ、最初で最後の詩だった。

私は自分が何者なのか分かってない
なんのために人間として生まれて
なんのために言葉を感じているのか
答えなんかない
わからない、それが答えだった

でもやっと分かった、過ごしていくうちに。
言葉を忘れた人が、一番側にいることに。
言葉を忘れた人と一緒に過ごして
やっと自分の意味がわかった、だからありがとう
別に探しても意味ない。普通に過ごしてちょんまげ

なんかおかしい詩になった
まあ許してください
そろそろ私の役目は終わったみたい
言葉が、ただの道具でないことを忘れないで
力があることを忘れないで
誰かまた、言葉を忘れた人がいたら貴方が助けてあげてください
きっと助けられる、わたしが魔法をかけておきました
最後にもう一度。
ありがトンカツ