優「……そして、もしチャンスをくれるなら

これからも社員のみんなと
いちからグループを作り直したい。


ただのボンボンでよろしくお願いします」






パチパチパチパチ!!!!!!!



鳴り止まない拍手。





みんなも同じ意見なんだろう。





京「フッあいつカッコつけやがって」



友「よかったねしーちゃん!」



佐「ぼっちゃまも大人になられました。
それもこれも志保さんのおかげで」



涙ぐんでる佐藤さんにもらい泣きをしながら



光り輝く舞台に一人照らされて
大勢の社員を背負ってる優哉君は


とても大きく頼もしく見えた。




きっともっともっといい会社になる。


なんとなく私はそうおもう。





それは今まで壮一郎さんが積み上げてきたものでもあり


守り抜こうとした優哉君の努力でもある。



私はこの人についていく。




そう二度目の決心をした。