必死に笑顔を作りながらそのことで頭がいっぱいだった。
京「やっと終わったか!」
私「お待たせしました」
外には優哉くんと京輔君が二人で立っていた
京「親父?なんか余計なこと言ってないだろうな」
京パパ「父親に向かってなんだその言い方は」
京「志保ちゃんのことを知らないでなんか言うのはやめろ」
私「きょ、きょうすけくん
私はなにも。」
京パパ「お前はただの友達だろ。
それで志保ちゃんを守れると思ったら大間違えだ」
この二人のやりとりは
たまに緊張感のある空気が流れ込み
私の心臓はドキッと音を立てる
優「ありがとうございました。」
顔を上げた優哉君は少し気まずそうにしていた。
京パパ「おう。お前も頑張れっ」
そう軽く言った後京輔君パパは何処かに行ってしまった。
優「お前もありがとな」
京「おう。」
優「いくぞ」
私「う、うん。」
こういう時私は臆病で何かを言うことができない。