あなたの心の片隅に。



私「どうしたんですか?」



優「座れ」



私は言われるがまま目の前の椅子に座った



優「足を出せ」



私「そ、それは」


出すわけにはいかない。


私にだってわかる。
生まれて初めての激痛をあんな圧迫して1時間踊りっぱなし。


きっと想像以上なものが出来上がってるはず。



優「いいから!」




私(………!!!)




大きな声に思わず肩をすくめた


何もせずにいると勝手に私のドレスはめくられ
ガムテープでがんじがらめにされた右足が出た



私(バレちゃうバレちゃうバレちゃうバレちゃう)



心臓がどくどくと音を立てる



優哉君は跪き私の足を太ももに乗せた



私「す、スーツが汚れちゃう!」



私の言った言葉は届かない



“ビリビリビリビリ”

静かな部屋に大きく響くガムテープの音



優「………はぁ…」



私も恐る恐る自分の足を見た。



優「どうしてこんな風になるまでほっておいた」



普段の足くびの倍くらい腫れ上がり肌の色は紫色に変色している


私「すみません。」



優「謝罪じゃなくて理由を

佐「どうかされたんです……!!!



私の足を見て固まる佐藤さん



優「湿布持ってきてくれ」



佐「かしこまりました!!」


すぐさま部屋を出て行った