あなたの心の片隅に。



優哉君についていこうとしても足がもつれる。


もしかしてさっきこけた時にくじいた?


…最悪だ。


なんでこんなことになるんだろう。


テーピングしてもらえないかな…。


優哉君が誰かと話してる隙に
私はフロントの方に行った



私「すみません。セロハンテープでもガムテープでもいので、テープ貸していただけませんか?」



スタッフ「かしこまりました!」


tojyo家の人間が来たというだけであたふたするフロント。

セロハンテープ、ガムテープ共に持ってきてくれた


私「ありがとうございます」



スタッフ「いえ!いくらでもお使いくださいっ」



早くしないと始まっちゃう。


必死に右足をぐるぐる巻きにする。


血が止まるんじゃないかと思うくらいキツく

この1時間持てば、あとは立食。



“バタン!!!”


私「よし!」



優「おい!!!こんなとこで何してる」



私「すみません!お手洗いに」



優「早く来い!」



私「あ、っこれ!」



優「なんだそれは」



私「あ、ぁあいえ!拾って」



優「そんなもん貧乏人じゃないんだから拾うな!」



私「す、すみません。」