「そうだね……」 小百合にバッサリ切り捨てられて、私はガックリ肩を落とす。 小百合は以前から、社内恋愛はメンドーだから絶対無理だと公言していた。 私はそんなことないと小百合の言葉を否定していたけれど、今の状況を考えると、社内恋愛なんてするもんじゃないと思い始めている。 「でも、明日帰国するんでしょ?海外事業部の塚田部長」 顔を寄せて小声で話す小百合に、私も小さく頷いた。 社員食堂はガヤガヤと賑わっているけれど、誰かの耳に聞かれでもしたらマズイ。