社内恋愛なんてするもんじゃない



「私の想像ですけどねっ!部長に振られた誰かが流したんじゃないですか?心当たりはあります?」

「いや、まったくない」

「ちょっと晴香!ホントにこんな男と付き合ってるの?大丈夫なの?」

部長を睨み付けている小百合。

平静に堂々としている部長。

ひとりオロオロしている私。

「だから、社内恋愛なんてメンドーなのよ!」

小百合は毒を吐き続けている。

お酒は一滴も入っていない。

素面で本人目の前にして、こんな男呼ばわりするなんて、小百合は強者だ。

「メンドー?そんなことないだろう」