◇ ◇ ◇
「バッカじゃないの!?まったく、バカップルにも程がある」
小百合のお怒りはしばらく納まりそうもない。
「あの後、社内中ビックリ仰天で、仕事にならなかったんだから!」
「あはっ。ですよね……」
部長の公開ラブ宣言は、瞬く間に社内を駆け巡った。
社長の耳にも入ったとかなんとか……。
エリート街道まっしぐらの塚田部長が、一回り年下の私を溺愛しているとか云々……。
「ちょっと塚田部長!聞いてます!?結局噂の出所は解ったんですか?」
「聞いてるよ。なんで、あんな噂が流れたのか、さっぱり解らん」

