社内恋愛なんてするもんじゃない



でも私、幸せだ。

お互い顔を見合わせて笑っていると、背後からゴホンッとわざとらしい咳払いが聞こえた。

振り返ると、そこには呆れたような表情の総務部長。

その後ろには同僚たちの姿もある。

サーッと血の気が引いていく。

社内で私たちはなにをやっているのだろう。

あまりにも恥ずかしくて、私は俯いたまま顔を上げられない。

「お前、顔の筋肉が緩みっぱなしだぞ」

「仕方ないでしょう。1週間ぶりに可愛い彼女に会えたんですから」

総務部長と塚田部長の応酬はまだまだ続く。