身体から力が抜けて、その場に崩れ落ちそうになった私の腕を、部長は強い力で掴んでくれた。 「大丈夫か?」 「あはっ。なんか力抜けちゃって……。ホント良かった。ホッとしました」 ズタボロだった私の心が、部長の言葉で癒されていく。 「俺には晴香だけだから、そこは心配しなくていい。でも、そういうのは目に見えないものだから、これで少しは安心してもらえるかな?」 そう言うと、部長は私の左手を手に取った。 「へっ?えっ?あの……」