社内恋愛なんてするもんじゃない



そんな塚田部長が、険しくて、でもどこか悲しげで切なそうな顔を私に向けている。

「こんなにやつれて……。しかも顔色が悪い……」

優しく頬を撫でられて、愛しさがこみ上げる。

今すぐ抱きつきたい衝動にかられるけれど、なんとか理性で押さえ込む。

頬を撫でられている時点で今更な気もするけれど。

あぁ、本当に社内恋愛なんてするもんじゃない。

小百合が社内恋愛はメンドーだと言っていたことに、今なら大きく頷ける。

この後、とてもメンドーなことになりそうな気がする。