・:*:・:・:・:*:・
翌日、17日(日)は、俺の実家に連れて行った。
「はじめまして。伊藤結です。」
結が俺の両親に挨拶をする。
「俺、こいつと結婚するから。」
来て早々に、俺はそう言い放った。
「結さん?
本当にこんなわがままな息子でいいん
ですか?」
母が言った。
「私は天さんじゃなきゃダメなんです。
ただ、その前に、どうしてもお話して
おかなければいけない事があります。」
結は俺の両親に向かって言った。
俺が説明するって言ったのに、結は自分の口から話したいって言うんだ。
「実は、私は、今年の1月に子供を産みました。
妊娠が分かった時、天さんは、自分の子として
育てるから結婚してほしいと言って
くれましたが、天さんの子ではないので、
そういう訳にはいかないと思って、一度は
お断りをしました。
私の心は天さんに向かっていましたが、
それを押し殺して、その子の父親と結婚
しようと思いました。
だけど、どうしても天さんを忘れられなくて、
結婚を破談にして未婚の母になりました。
現在、その子は、私の姉夫婦の元で、特別
養子縁組みの長女として育てられています。
こんな訳ありな面倒くさい女は、天さんの
嫁にはふさわしくないと思われるのは、
重々承知しています。
だけど、それでも、私は天さんと一緒に
生きていきたいと願っています。
どうかこんな私ですが、天さんと結婚させて
いただけませんでしょうか?」
翌日、17日(日)は、俺の実家に連れて行った。
「はじめまして。伊藤結です。」
結が俺の両親に挨拶をする。
「俺、こいつと結婚するから。」
来て早々に、俺はそう言い放った。
「結さん?
本当にこんなわがままな息子でいいん
ですか?」
母が言った。
「私は天さんじゃなきゃダメなんです。
ただ、その前に、どうしてもお話して
おかなければいけない事があります。」
結は俺の両親に向かって言った。
俺が説明するって言ったのに、結は自分の口から話したいって言うんだ。
「実は、私は、今年の1月に子供を産みました。
妊娠が分かった時、天さんは、自分の子として
育てるから結婚してほしいと言って
くれましたが、天さんの子ではないので、
そういう訳にはいかないと思って、一度は
お断りをしました。
私の心は天さんに向かっていましたが、
それを押し殺して、その子の父親と結婚
しようと思いました。
だけど、どうしても天さんを忘れられなくて、
結婚を破談にして未婚の母になりました。
現在、その子は、私の姉夫婦の元で、特別
養子縁組みの長女として育てられています。
こんな訳ありな面倒くさい女は、天さんの
嫁にはふさわしくないと思われるのは、
重々承知しています。
だけど、それでも、私は天さんと一緒に
生きていきたいと願っています。
どうかこんな私ですが、天さんと結婚させて
いただけませんでしょうか?」



