だから、俺たちは、午後から銀座に向かった。
俺は、給料の3ヶ月分の指輪を買おうとしたが、残業漬け俺の給料3ヶ月分は、芸能人かと思うほど派手な指輪になってしまうから…と言って、結は給料1.5ヶ月分くらいの普段使いしやすいサイズの指輪を選んだ。
派手なキラキラの方が、虫も寄ってこないのに…
結が選んだのは、S字カーブのプラチナリングの中央に0.25カラットの立て爪ダイヤ、その両脇に小さなブルーダイヤをあしらった可愛らしくもあり、落ち着きもあるリング。
裏にイニシャルなどの刻印をしてもらうため、引き渡しはひと月後になるとの事だった。
「天、ありがとう。」
店を出てすぐに結が言った。
「どういたしまして。
あれくらいで結が俺の物になるなら、
安い物だよ。」
結を手に入れるためなら、俺は全財産をはたいても構わないんだから。
俺は、給料の3ヶ月分の指輪を買おうとしたが、残業漬け俺の給料3ヶ月分は、芸能人かと思うほど派手な指輪になってしまうから…と言って、結は給料1.5ヶ月分くらいの普段使いしやすいサイズの指輪を選んだ。
派手なキラキラの方が、虫も寄ってこないのに…
結が選んだのは、S字カーブのプラチナリングの中央に0.25カラットの立て爪ダイヤ、その両脇に小さなブルーダイヤをあしらった可愛らしくもあり、落ち着きもあるリング。
裏にイニシャルなどの刻印をしてもらうため、引き渡しはひと月後になるとの事だった。
「天、ありがとう。」
店を出てすぐに結が言った。
「どういたしまして。
あれくらいで結が俺の物になるなら、
安い物だよ。」
結を手に入れるためなら、俺は全財産をはたいても構わないんだから。



