そうしていると、お姉さんが微笑んで、絆を結に差し出した。

「結、抱いてやって?
絆も喜ぶわ。」

「お姉ちゃん…」

お姉さんが、結に絆を渡した。



俺は、結の横から絆を覗き込む。

握りしめた小さな手も、ぷくぷくのほっぺも全てがかわいい。

俺は泣いてる絆に手を伸ばした。

ほっぺをプニプニと人差し指で突っつく。

「絆、泣いててもかわいいな。」