告白は成功していただろう、その予想は間違ってなかった。
ただ、きっかけを与えたのは
その背中を後押ししたのは
紛れもなく、志乃だ。
きっかけがなければこの二人は、想い合ってるだけで前に進めなかったと思う。
まぁ、めちゃくちゃな恋愛指南だったけどな。
「……幸せに、なってくれよ」
「はい!」
この世に愛が溢れること。
それはきっと、平和に繋がるはずだと信じているから。
志乃のお陰で、決意が固まった。
やっぱり自分の信じた道に進みたい、妥協じゃダメだ。
大会では俺の論文は伝わらなかった。
でも、俺は諦めない。
俺は、俺の大切な奴らに幸せになってほしい。
そのためにこれからも自分に出来ることを全力でやるつもりだ。
……それで自分の幸せを後回しにしたとしても、な。

