ようこそ、恋愛指南部へ!


画用紙で型取りをして、その上に折り紙を貼って外側を整え、仕上げに絵の具とニス、モールやらで飾り付けをした。

売り物のひまわりに比べたらそりゃ質素なものだが、ガラスの容器に入れるだけでまぁそれなりには見えなくもない。

依頼者の気持ちが一番こもってる、それが何より大事だ。


「成功したみたい!一護!」

「当たり前だろ、バーカ」

志乃が横で嬉しそうに笑っている。

カップルになった二人も、少し照れくさそうに微笑んでいる。


恋愛指南をしていて、一番好きな瞬間だと思う。

「俺様を誰だと思ってる!天下無敵の椎名いち……」


「「……あ」」

立ち上がりそこまで言ってから気付いた。


「……はぁ、散々人に見つからないようにって言ったのはどこの誰よ」

勢い良く立ち上がった俺は、案の定二人に見つかってしまった。

「深水せんせーに一護先輩!来てくれてたんやね!」

「お、おう、偶然な!」