この告白は成功するだろう。確率で表すなら、ほぼ100%。
本来ならば、俺達が手を加えるまでもない依頼。
ただ、依頼者の話を聞く時間、一緒にプラン立てする時間、そして……
準備を整えた後の笑顔。
その光景のひとつひとつが、とても微笑ましく、懐かしくも感じた。
数年前の自分が最初の頃にした恋愛指南をふと思い出した。
3年になってからというもの、夏の大会のことで頭がいっぱいで。
恋とは楽しく、そして人生を潤すもの。
恋愛指南部の(元)部長の俺ですら、そんな簡単なことを忘れていたなんてな。
依頼者と別れた後、俺と志乃は一足先にグラウンドへと向かった。
*
「はぁ〜緊張してきた」
「何でお前が緊張するんだよ、アホ」
「だ、だって!人の告白現場に立ち会うなんて初めてだもん!」
「いいから隠れろって」
さっきからウロウロと落ち着きのない志乃。

