3日後。
文化祭の準備も進めつつ、志乃が受けた依頼の準備もしつつ。
クラスの出し物を手伝いつつ……色々やることが多すぎて目が回りそうだ。
だが、今日は1つ片付くだろう。
「ほ、ほんとにこれでいいのかな……」
「まぁ、上出来だと思うけどな。大事なのは気持ちだ、気持ち」
「ほわ〜。ふたりともありがとうございます〜。
めっちゃええの出来たと思うわ!」
俺達が約3日かけて作った完成品にラッピングをする。
材料は殆ど100均で揃えたものだが、形にすると割といい感じだ。
「さて、後は彼女をグラウンドに呼び出すだけだな」
「うん、4時にグラウンドでって伝えてあるよ」
志乃がこれから告白をする男子に、ラッピングした物を手渡す。
「頑張ってね!」
「二人がここまでしてくれたんやから、おれも頑張ります!」
志乃と相手の女子の話は聞きに行ってはいないが、経験上大体分かる。

