ったく、ぽけーっとしたアホ面で俺の名前呼ぶんじゃねぇよ。
なかなか懐かねぇ小動物がちょっと懐いて来たような、そんな感覚。
懐かねぇ動物ってあれか、ミーアキャットだったっけな。
「ちょうど良かった!たまたま早く部室に着いたら誰もいなくって不安だったんだよね」
「今深水せんせーにおれの恋愛指南してもろてたところなんですよ〜」
「……とりあえず、今の時点で決まってるところまで聞くか」
「えっとねー……」
あのぶっとんだ恋愛指南だけは見過ごせないが、楽しそうにしているこいつを見るのはまぁ悪くない。
「……って考えてるんだけど、ちょっとインパクト足りないかな?」
ルーズリーフにメモを取りながら相談者の
話を聞いてるところだけは評価しよう。
ただ、そのメモの内容がとにかくおかしい!!!
何をどうやったら放課後、グラウンドに白馬に乗って登場、
そしてプレゼントするバラの花束100本の中に指輪を隠して告白って……

