俺は志乃じゃないしこんなことは言いたくねぇが……
あり得ねーっつーの!!!
どこの世界に白馬に乗って登場する一般人がいるんだ、アホ!!!
「ほわ〜、その発想はなかったです!ええですね!」
相手の男も何故か同意してるし、後ろで全員腹抱えながら笑ってるし……
良くねぇよ!ちっとも良くねぇ!!!
「問題はどこから馬を借りてくるかだよね、近くに乗馬施設あったかな……」
一番の問題はお前の頭だってことに早く気付けバカ!
そりゃ部員たちが腹を抱えて笑うわけだ。
「オレも深水の助けに入ろうとしたんスけど皆に止められちゃって」
セトが申し訳なさそうに頭を下げる。
「いや、お前は悪くねぇよ」
悪いのは、そう……
俺はドアに手をかけ、勢い良く開ける。
「あ、一護」
「はわっ、椎名先輩や〜」
前までだったらちょっと、急に入ってこないでよ!とか言ってそうな志乃が……

