ようこそ、恋愛指南部へ!



「気になるなら行ってみたらいいよ。百聞は一見に如かず、ってね」

ルーズリーフにはどこかの住所が書いてあった。

が、葉月先輩は詳細を教えてくれない。

「さて、僕は部室に行こうかな。志乃ちゃんも?」

……ここに行けって言ったんじゃないんかい!!

「……明らかに怪しい場所には行きたくないので私も部室に行きます」

ふふっとよく分からない微笑みを浮かべる葉月先輩の後ろを、少しだけ距離を空けて着いていった。






翌日の放課後。

一護から一切の連絡はない。
それも当然だ。

連絡先を交換していないのだから。

連絡を取れなくて不便だと思ったことなんてない。

……だから別に、心配なんてしてないってば!