「気になるなら行ってみたらいいよ。百聞は一見に如かず、ってね」
ルーズリーフにはどこかの住所が書いてあった。
が、葉月先輩は詳細を教えてくれない。
「さて、僕は部室に行こうかな。志乃ちゃんも?」
……ここに行けって言ったんじゃないんかい!!
「……明らかに怪しい場所には行きたくないので私も部室に行きます」
ふふっとよく分からない微笑みを浮かべる葉月先輩の後ろを、少しだけ距離を空けて着いていった。
*
翌日の放課後。
一護から一切の連絡はない。
それも当然だ。
連絡先を交換していないのだから。
連絡を取れなくて不便だと思ったことなんてない。
……だから別に、心配なんてしてないってば!

