あの、馬鹿は風邪ひかないなんてことわざの代名詞みたいな、あの一護が…?
はいどうぞ、と鍵の入ったジップロックを手渡される。
「あの、今日って学校に来てないんですか?一護」
「そう、熱が出たみたいなんだ。心配かな?」
ふわりといつもの優しい笑みを浮かべながらぐっと顔を近付けてくる葉月先輩。
普段何考えてるか分からない人とは言え、端正な顔立ちが急に近づいてくるとドキッとする。
「そ、そんな!あの馬鹿もたまには風邪引くんですね!馬鹿じゃなくて阿呆だったんですかね」
「ふふっ、全く君も素直じゃないなぁ」
葉月先輩は机の中からルーズリーフを1枚取り出し、サラサラっと何かを書いている。
「はい、これもあげる」
「…何ですかこれ」

