部室の入り口も神社の鳥居っぽく書いた絵を貼り付けたり
販売する人も神主と巫女だったりと無駄に手が凝っている。
近くのトイレで衣装に着替えた私は、気合を入れて部室に戻った。
*
「お買上げありがとうございましたー!!」
部内にいる全員で頭を下げて最後の客を見送る。
1時間と少し経った頃、最後のお守りが売れた。
「全部売れましたね…!」
「志乃ちゃん接客上手だったよ!お客さんを乗せるのが特に!」
お手製おみくじが全部売れたのが嬉しいのか岩清水先輩のテンションも高そうだ。
お喋りは私の得意分野だからね!
買わせるためのセールストークもばっちりである。
「そろそろ体育館の舞台も全部終わる頃かなぁ」
一護先輩の劇見たかったなぁ、と呟く岩清水先輩。
学園祭が終わるのは3時半。
まだ時間は少しあるが、楽しんで回れるほど余裕があるわけでもない。
さて、どうしようかな。
「お、全部売れたのか」

