全部売れたら、6000円!
分け前を3分の1くらいもらえるとしたら……2000円!
「午前中には完売するかもしれないな」
「よっぽど自信あるんだね」
「あぁ。中学の時にも1度試したことがあるからな」
あ、確信犯だ、この人……
「よし、あとは……」
凛子が私の肩をぐっと引き寄せ、そのままチャキで写真を撮る。
「わっ!」
「思い出として、1枚くらい持っとけ。今日の志乃、すごくきれいだ」
現像した写真を手渡される。
「あ、ありがとう」
そう言えば、メイクしてもらってから鏡見てなかったな……
写真に写る自分は、少し驚いた顔をしていたが普段とは別人なくらい大人っぽく見えた。
平々凡々なこの顔も、メイク次第では化けるのかも。
今度みあに教えてもらおうかな、なんてちょっとだけ思った。
……誰に見せたいとかはないから、そこは勘違いしないように!

