ようこそ、恋愛指南部へ!



「……ぷっ」


だ、だめだ。

笑わないようにしてたけど、もう限界。



「あははははっ!」

こんなに自己主張激しい人、生まれて初めて見たかもしれない。

自分の名前知らないって言われたの、そんなにショックだったのかな。


「ちっ、女てめぇ……アホ面して爆笑しやがって……」

ひとしきり笑った私は、涙目になりながら彼を見た。


「ただの愛想悪いドブスかと思ったが、笑った顔は悪くねぇ」

「……え?」


散々笑って馬鹿にしたから、てっきりまた怒鳴られるかと思った……

ちょっと、いや、かなり拍子抜けしてしまった。

そっちこそ、そんな優しい顔もできるんじゃん……


「仕方ねぇ、俺様は忙しい身だが引き受けてやる。だからさっさとこれに名前書け」

「いや結局そこに戻るんかい!」


もういい、この人と話していても拉致があかない。

さっさとカバン持って帰ろう……