好きな人が自分のことを好きじゃないことなんて、たくさんある。
でも、誰もが好きな人と付き合える未来を夢見ている。
「あれ、俺寝てた.......?」
匠のことを見下ろしながら立っていると、眩しそうに匠が目を開ける。
「ぐっすり寝てたよ」
「今日練習激しかったんだよなー。あー、腹減った」
ううーっと伸びをしながら、ソファーから起き上がる。
「ご飯、できたから食べよう」
「おう、サンキュ」
あたしに向かって、ニッコリと笑ってくれる。
この笑顔が向けられるだけで、十分幸せなんだ。
でも、やっぱり人間は欲深いもので。
今日よりも明日、明日よりも明後日、明後日よりも.......ってどんどん欲張りになっていく。
「匠、そのネックレス毎日つけてるよね」
何の気もない風を装って、ご飯を食べながら、向かいに座る匠に話しかける。
「あ?あー、まぁな」
フッと優しい笑みを浮かべて、ネックレストップに触れる。
「なんか、すごく大事そうだね」
ネックレストップを触る表情がとても大事なものに触れているようで、なんだか切なかった。
でも、誰もが好きな人と付き合える未来を夢見ている。
「あれ、俺寝てた.......?」
匠のことを見下ろしながら立っていると、眩しそうに匠が目を開ける。
「ぐっすり寝てたよ」
「今日練習激しかったんだよなー。あー、腹減った」
ううーっと伸びをしながら、ソファーから起き上がる。
「ご飯、できたから食べよう」
「おう、サンキュ」
あたしに向かって、ニッコリと笑ってくれる。
この笑顔が向けられるだけで、十分幸せなんだ。
でも、やっぱり人間は欲深いもので。
今日よりも明日、明日よりも明後日、明後日よりも.......ってどんどん欲張りになっていく。
「匠、そのネックレス毎日つけてるよね」
何の気もない風を装って、ご飯を食べながら、向かいに座る匠に話しかける。
「あ?あー、まぁな」
フッと優しい笑みを浮かべて、ネックレストップに触れる。
「なんか、すごく大事そうだね」
ネックレストップを触る表情がとても大事なものに触れているようで、なんだか切なかった。



