「ちょ、近いよ……匠」
「だから、質問に答えろって」
「あたしが好きなのは、柊くんだもん」
匠の視線に絶えられなくて、顔を逸らす。
「柊は彼女と別れねーよ。そんな片想いなんてして何になるんだよ」
あたしの顔は、匠によってあっという間に元に戻される。
「誰を好きでいようとあたしの勝手でしょ……」
好きなものは好き。
7年間、会えなくても思い続けてきたこと気持ちは簡単になくなるわけなんてないんだから。
「俺がそばにいて、俺のこと好きにならねー女なんていないのに」
どこか悔しそうな表情になる匠。
「そんな世界の女はみんな自分のことがすきだなんて思わないでよ。だいたいこころちゃんだって、匠のこと好きじゃないでしょ」
入学式以来、仲良くしてくれてるこころちゃんは匠とずっと仲がいいみたいだけど、好きとかそんな素振りは見たことは無い。
「こころなら、中一のときに振ってるけど?」
ドヤ顔であたしのことを見る。
「嘘でしょおー」
「だから、質問に答えろって」
「あたしが好きなのは、柊くんだもん」
匠の視線に絶えられなくて、顔を逸らす。
「柊は彼女と別れねーよ。そんな片想いなんてして何になるんだよ」
あたしの顔は、匠によってあっという間に元に戻される。
「誰を好きでいようとあたしの勝手でしょ……」
好きなものは好き。
7年間、会えなくても思い続けてきたこと気持ちは簡単になくなるわけなんてないんだから。
「俺がそばにいて、俺のこと好きにならねー女なんていないのに」
どこか悔しそうな表情になる匠。
「そんな世界の女はみんな自分のことがすきだなんて思わないでよ。だいたいこころちゃんだって、匠のこと好きじゃないでしょ」
入学式以来、仲良くしてくれてるこころちゃんは匠とずっと仲がいいみたいだけど、好きとかそんな素振りは見たことは無い。
「こころなら、中一のときに振ってるけど?」
ドヤ顔であたしのことを見る。
「嘘でしょおー」