「え?なに?夏実が詩音で、詩音って子が夏実?え、なに!?こんがらがる!」
休み明け。
こころちゃんと一緒にこころちゃんの秘密のお部屋。
家であったことを説明すると、こころちゃんがうーんと頭を悩ましだした。
「複雑すぎて、ごめんね.......でも、もう夏実としてじゃなく詩音として生きていきたいの」
あの後、これまで記憶が全くなかったことが嘘のように幼い頃の記憶が走馬灯のように蘇ってきた。
詩音に戻ること、最初はすごく嫌だった。
あたしの名前を他の人が名乗ることもすごく嫌だった。
でも、あたしにはあたしを必要としてくれる人がいるから。
名前を呼んでくれる人がいるから。
大好きな人があたしのことを「詩音」と呼んだ瞬間、そんな気持ちはどこかにいった。
「夏実.......いや、詩音が出したこたえならあたしはそれに従うよ!」
こころちゃんがニッコリと笑う。
「ありがとう!こころちゃん大好き!」
「うん、あたしも詩音が大好きだよ」
この高校に入って、こころちゃんに出会えて本当によかった。
休み明け。
こころちゃんと一緒にこころちゃんの秘密のお部屋。
家であったことを説明すると、こころちゃんがうーんと頭を悩ましだした。
「複雑すぎて、ごめんね.......でも、もう夏実としてじゃなく詩音として生きていきたいの」
あの後、これまで記憶が全くなかったことが嘘のように幼い頃の記憶が走馬灯のように蘇ってきた。
詩音に戻ること、最初はすごく嫌だった。
あたしの名前を他の人が名乗ることもすごく嫌だった。
でも、あたしにはあたしを必要としてくれる人がいるから。
名前を呼んでくれる人がいるから。
大好きな人があたしのことを「詩音」と呼んだ瞬間、そんな気持ちはどこかにいった。
「夏実.......いや、詩音が出したこたえならあたしはそれに従うよ!」
こころちゃんがニッコリと笑う。
「ありがとう!こころちゃん大好き!」
「うん、あたしも詩音が大好きだよ」
この高校に入って、こころちゃんに出会えて本当によかった。