二人のノロケ話を聞く度、
一緒に居るところを見かける度、
私は安心した。
このまま成実ちゃんを幸せにしてあげてって。
紘子ちゃんを心配させないでって。
でもその安心は、すぐに消えてしまう。
朝、登校して教室に入るとすぐに異変に気付いた。
「なにか、あったの?」
成実ちゃんは椅子に座った状態で紘子ちゃんが立ったまま彼女を抱き締めていた。
成実ちゃんの顔は紘子ちゃんの身体で隠れて見えない。
「須藤君と別れたって」
「え」
私は言葉を失ってしまった。
よく見ると成実ちゃんは小刻みに肩を震わせている。
もしかして、泣いてる……?
「まだ付き合い始めて一週間だよ……?」
「ごめん……紘子…瑞季も、ごめんね……」
成実ちゃんはやっぱり泣いていた。
声は鼻声だった。
彼女はごめんを繰り返すばかり。
一緒に居るところを見かける度、
私は安心した。
このまま成実ちゃんを幸せにしてあげてって。
紘子ちゃんを心配させないでって。
でもその安心は、すぐに消えてしまう。
朝、登校して教室に入るとすぐに異変に気付いた。
「なにか、あったの?」
成実ちゃんは椅子に座った状態で紘子ちゃんが立ったまま彼女を抱き締めていた。
成実ちゃんの顔は紘子ちゃんの身体で隠れて見えない。
「須藤君と別れたって」
「え」
私は言葉を失ってしまった。
よく見ると成実ちゃんは小刻みに肩を震わせている。
もしかして、泣いてる……?
「まだ付き合い始めて一週間だよ……?」
「ごめん……紘子…瑞季も、ごめんね……」
成実ちゃんはやっぱり泣いていた。
声は鼻声だった。
彼女はごめんを繰り返すばかり。



