きっとこの恋は大切だった

それからうみちゃんとプレイルームみたいな所で

一緒にお絵描きしたりして遊んだ

うみちゃんが病室に帰らなければ行けなかったので

また、明日も会う約束をして

私達は別れた

うみちゃんはとても無邪気で可愛い

見てるこっちが癒される

「久々にこんなに笑って遊んだなぁ」

こんなに遊んだのはいつぶりだろうか

きっとここに来てからは初めて気がする

そしてまたあの部屋に帰ると1人で孤独になる

「帰りたくないなぁ」

夜ご飯の時間までまだ少しだけ時間がある

遠回りしよう

私はあえていつもなら通らない道を通った

きっと人がそんなに通らないそうな所を通ると少し冒険している気分になる

道を抜けると少し開けた場所に出た

「うわ、こんなとこあったんだ」

そこは1面お花畑のようにたくさんの花が咲いていた

「きれい、、」

私は思わず見とれてその場から動かなかった

ここにいると心が浄化される気持ちになる

ずっとここにいたい

そんな風に思える場所だった

何分くらいたったのだろうか

私は時間を忘れてそこにいるとどこからか私を呼ぶ声がした

時計を見ると夜ご飯の時間をとっくにすぎていた

「やばい」

私は急いで声のする方へ行った

「すみません」

看護師さん達が私を探していた

そこそこ怒られたけど何とか許して貰えた