あなたが居なくなった日。


そもそもが、

「だいたい私とあの人にもうなんの接点も生まれないからね?

やる事はやったしもう関係ないの。関わらないの」

そうだ。

誰が練習室になんて行ってやるもんか。

私は別にいままで通りの刺激のない平々凡々な毎日で満足なんだ。

「嘘だよ。放課後呼び出されてたじゃん」

「聞いてたの?」

「もちろん。え?まさか本当にトイレに行ってたと思われてる?」

「楓の意地悪!」

「まあまあ」