あなたが居なくなった日。


これはどうしようもない問題なのだ。

「そんな反応されても仕方ないじゃん。

そんなに気に入ったなら自分で調べな。

ルール違反は避けられないけどね」

「ルール違反じゃないとしても私には無理だもん」

「そうだね。私にも無理」

そうなのだ。

私より交友関係が広いとは言えそれはどんぐりの背比べ。

かく言う楓も極度ではないが人見知りの部類で、つまりは友人が豊富なわけではない。

「まーね?誰か分かったところでって話なんだけどさぁ」