「は、はいっ!
かしこまりました、ではすぐに!」
慌てて扉へと踵を返す。


カティナはひどく暴れている。
触れた柔らかな感触、、

偶然とは言え、乙女の唇と重なった。

くちづけだった。

『突然のことだ、カティナ自身困惑しているのだろう。

だがー、、』

ウェルロイドは眉根を寄せる。
そして疑問符が浮かぶ。
その手の甲に青龍の印が現れていないのだ。