「私が受け入れないかもしれないとは
思わなかったのですか?」
カティナは目をパチパチと打った。
「おや、驚かなくて不思議かい?」
それに対しウェルロイドはわざとらしく瞳をやや大きくさせた。
「他に選択肢は無い。」つまりそう言うことだ。
そうして、乙女降臨の儀式から挙式準備への変更やら、周知、警備配置などなどあるらしいのだが、全てはウェルロイドの指示で抜かり無く手配された。
カティナには王妃としての教育が待っていた。
ウェルロイドからは「ゆっくり慣れていくといい。」とのことだったが、毎日が怒涛のように過ぎていった。
この日もようやくふらふらとベッドに倒れ込む。
挙式まではウェルロイドの隣室を使うことになっていた。

