カティナの王妃教育の日々が始まっていた。




あの時、カティナはこぶしを握り、踵を返した。
向かった先はもちろん、ウェルロイドの所だ。


「謹んでお受け致します。」


花がほころぶような微笑みで迎えられた。
にっこりと。


「さすが私の乙女だね。」