ドンドンドンッ! 扉を強く叩く音が響いた。 「ウェルロイド様!お怪我ございませんか?!」 数名の声の中にカティナにもよく知った声がひときわ大きく聞こえた。カミユの声だと思った。 『邪魔が多いな。』 煩わしげに声が言った。 『おい。』 「まだ何か用か?」 『泣かせるな。娘を傷つけるな。』 それだけ言うと、煌々としていた光が薄くなる。 「待って!」