『もう泣いてはいないな。』 「泣いていないわ。」 また『泣いている』かと問われた。 頼りなさそうにみえたのだろうか、しっかりしなくては、と自然と答える声に力が入っていた。 『ならばよい。』 ふっと笑われた気がして、カティナは少し恥ずかしくなった。 見上げると、ウェルロイドの瞳が驚いたように自分とシュナインを見つめていることに気づいた。 肩を掴む力が強くなった。 カティナが小さく声を上げた。 するとすぐ、窓辺からカッと急激な光の嵐が続いた。