カティナが瞬きした瞬間、彼女の身体は深い紺色の空に浮かんでいた。

ひやっとした風が吹き付ける。

「遅くなってすまない。」
耳元で響く声と、鼻をかすめるこの香りはー、、

「間に合ってよかった。」

ウェルロイドだった。